【Day18】

 

前回の復習


 

  • 抜き足が当たるかどうか
  • ワンテンポで前に持ってこれるか

は、空中での姿勢が
深く関係していましたよね?

 

だからといって

ただカラダを倒すだけだと
「進まない」ハードリングになるから

 

「遠くから踏み切る」意識を持つことで
自然と上半身が倒れ込むような結果になるのが
理想なんだよってお伝えしたと思います。

 

 

そして、姿勢が作れたら

カラダの体の側面にそいながら
最短距離で持ってくるのが重要でしたよね?

 

これで抜き足は
ハードルに当たりにくくなり
胸の前までスムーズに持ってこれます!

 

 

「レベルUP」するなら!

 

れまでの内容で

正しいハードリングのイメージが
出来るようになったと思います。

 

なので、
次のステップとして

正しく動けるだけではなく
「素早く大きく」動けることが重要です!

 

リード足も抜き足も
正しい動きが出来ていても

『素早く・大きく』出来なければ
かなりもったいないですよね。

 

プロのハードラーのように
『グンッ』と力強く、勢いのある
ハードリングになるために

重要なポイントを解説します!

 

 

「動きの大きさ=柔軟性」なのか?

 

走りの動きが小さかったり
ハードリングが小さかったりすると、

「柔軟性が足りないのかな?」
っていう発想になりがちだと思います。

 

もちろん柔軟性も
最低限は必要です。

必要だけど
柔軟性=動きの大きさではない。

 

というイメージを持ってください!

 

 

僕の戦友 E君

 

僕は山形県出身なんですが

県大会で
1位になれたことがありません。

同じ県内にインターハイで
優勝したE君がいたので
いつも負けていました。

 

E君とはよく
県合宿とかで一緒だったので

「自分と何が違うんだろう…?」って
いつも動きを観察していました。

 

ンターハイで優勝するだけあって

  • 勢いは凄いし
  • ダイナミックだし
  • 踏切もするどいし

「やっぱすげぇ」って
いつも感心していました。

 

 

そんな凄いE君ですが、

合宿中の「ある」練習で
めちゃくちゃ苦戦してました。

 

何で苦戦していたかというと
ただのストレッチ。

 

 

E君は「オレ身体硬いんだよぉ」
と言いながら苦戦していたんです。

 

僕が背中を押しても
全然できてないくらいに
本当に身体が硬かったんです。

 

ハードルの上では
膝が胸に付くくらいに
ダイナミックな動きをするE君が

ここまで身体が硬いというのは
僕の中でけっこう衝撃でした。

 

 

は驚くと同時に
E君のおかげで

「動きの大きさ=柔軟性」ではない
ということに気づくことが出来たんです。

 

一般人より
よっぽどカラダの硬いけど
ハードルで全国優勝したE君。

 

不思議ですよね…?

 

でもその不思議な部分が
「伸び代」のヒントをくれました

 

 

「動きの大きさ = 〇〇」

 

「カラダ硬いんだよねー」
「走りが小さいんだよねー」
って思っている選手でも

ランジなら出来ますよね…?

 

 

でも普通に走る時って
ランジほど足を大きく広げたり
たぶんしないと思います。

つまり、ランジができるなら
必要最低限の柔軟性は持ってるのに
走りになると、活かしきれてないということです!

 

じゃあ、なんで
動きが小さくなってしまうのか…?

 

 

「動きの大きさ = 動かす能力」

 

きの大きさを決めるのは
柔軟性が高いかどうかよりも

カラダを最大限に動かす能力を
持っているかどうかなんです!

 

  • 正しい筋肉を使っているか
  • リラックス出来ているか
  • カラダを最大限動かせる筋力

こういう要素が必要です!

 

E君の場合には

柔軟性はないけど
カラダを大きく動かす筋力があったから
ダイナミックな動きが出来ていたんです!

 

 

ードルの場合には
高いハードルを越えていくので

短距離選手以上にカラダを
大きく動かす必要があります。

 

 

勢いが落ちない
するどい突っ込みをしたり

スムーズな着地で
走り出したりするためにも

大きな動きを素早く出来るように
なっていく必要があります!

 

 

どうすれば身につきますか…?

 

身の筋力をUPさせて
しなやかでダイナミックに
使っていくのが理想ですが、

今回は筋肉の中でも
特にタイムに関連しやすい
筋肉をトレーニングしてもらいます!

 

それが「大腰筋」!

 

大腰筋があれば

リード足を素早く出して
抜き足も「スッ」と前に出てきます!

 

 

なので、今回は

ハードル選手向けの
動きを大きくするトレーニングを
紹介しておきますね!

 

 

大腰筋シザーズ

 

大腰筋を使って
はさみ(シザーズ)のように

交互に切り返してください!

 

手より前に

 

ポイントは手よりも前に
かかとを出すようなイメージ!

 

キツい場合は指を立てて

 

手の平をベタッとつけると
けっこう難しいので、

指で支えるようにすると
高さが出て少し余裕が出てきます。

 

まずは20回を目標に!

 

キツいな、苦手だなと思った時こそ
むしろやり続けてみて欲しいです!

 

動きの大きさをつくるのは

柔軟性ではなく
身体を動かす能力ですからね!

 

 

 

次回予告

 

次回からは

ハードリングの時の
腕の使い方について

解説してきたいと思います!

 

腕を使えるようになれば
バランス力がアップしたり

足が前に出やすくなったりするので
楽しみにしていてください!

 

最後まで読んでいただき
ありがとうございました!

ぐ〜ら

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