1202_メルマガ

ぐ~らのメルマガ

 

あなたは
なぜ「前傾姿勢」が必要なのか。
知っていますか?

 

世界トップ選手も
みんな前傾しているみたいだし、

先生やコーチが
「もっと前傾した方がいい!」
って、よく言っているから…

という理由だけで
前傾姿勢をやっていませんか?

 

前傾した方が良さそうだから
とりあえずやっています。

そんな選手が
とても多いように感じます。

 

見よう見マネの
自己流の前傾姿勢では

上手くいかない可能性が
とても高いです。

 

今回は、

「なぜ前傾姿勢が必要なのか」

「どんなイメージでやったら
上手く加速に繋げられるのか」

という理由と、
前傾姿勢をつくるトレーニング方法を
ご紹介していきたいと思います。

 

前傾姿勢トレーニングを行うと
どんな走りの感覚になるのか

 

この前傾姿勢トレーニングは、

誰もが使ったことのある
掃除で使う”あるもの”を使って
簡単にイメトレが出来ちゃいます。

 

このトレーニングをやれば…

まるでハイブリットカーのように
スーーーッと効率よく加速していく
スタートをすることが出来ます。

 

エネルギーを節約し、
まさしく『エコな走り』を
簡単に身につけられます。

前半でエネルギーを温存することで、
後半で差をつけることができます。

 

逆にこのトレーニングを
もしもやらなかったとしたら…

スタート直後からエネルギーを
ムダ使いしてしまうことによって
身体の動きが鈍くなります。

 

エネルギーをムダにする走りでは
『ガス欠』を起こして後半失速します。

とても効率が悪い走りです。

 

あなたが選ぶとしたら、

・効率良く加速し
さらに後半伸びる走り

・すぐエネルギーを使い果たし
後半失速していく走り

どっちの走りがいいですか?

 

もちろん、効率良く加速し
後半も伸びる『エコな走り』だと思います。

 

でも、

いいのは分かってるけど、
なかなか出来ないですよね。

「何がダメなんだろう」

そう思いますよね?

 

もしかしたら、

・上手く加速できない
・トップスピードが上がらない
・後半に失速しやすい
・疲れて足が流れる
・スタート後すぐ顔が上がってしまう

これらの原因は
“前傾姿勢をなぜする必要があるのか”
を知らないだけかもしれません。

 

例えば、今あなたは
スタート~加速の時のイメージを
こんな風に思っていませんか?

・スタートしたらガンガン強く
地面を蹴っていった方がいい

・がむしゃらにでも100%の力で
走れば加速していける

・パワーをつければ、
当然のように速くなるはず..

 

じつは、

エネルギーばかりに頼る走りでは、
速くなることはできません。

 

なぜなら、

身体の持つパワー以外にも
スタートを速くするパワーや

エネルギーを節約して
効率的に加速していく技術を

見失っている可能性があるからです。

 

あなたはスタートの時に
前傾姿勢をつくれていますか?

ただ頭を下げるだけに
なっていたりしませんか?

「もっと低く!」
「前傾して!」

と、よく言われるけど
そういえば何のためにやってるのか。

 

その理由を分かっていなければ、

すぐ顔が上がってしまったり、
腰が引けて上手く加速出来ないのは
当然のことなのです。

 

「なぜ前傾姿勢が必要なんですか?」

 

なぜ前傾姿勢が
必要なのかというと、

それは、
重心を「前にするため」です。

 

人間は、

頭が足の裏の真上にあるときは
立っていられます。

身体がまっすぐな状態で
頭が足の裏よりも外にあると
身体は倒れてしまいます。

 

前に進むときは頭や上半身を
足の裏より前に持っていくと、

身体が「おっとっと」って感じに
進むと思います。

 

立っている時のバランスを
あえて崩してあげることによって、
移動することが出来るのです。

 

バランスがくずれて
「た、たおれる~」
って時に、足を出すと歩けます。

 

つまり「歩く」「走る」というのは、
ずっと”バランスが崩れた状態”を
つくり続けておくことなのです。

 

そして、大きく移動するときには
バランスを大きく崩すことによって
移動距離を大きくすることが出来ます。

 

「ん~、まだよくわかんない」

って、思うかもしれないので
「分かりやすいイメージ」をご紹介します。

 

”前傾姿勢”のイメトレ術

 

前傾姿勢を理解するために、
今回やってもらいたいのは、

よく掃除に飽きてきたときや
棒があると僕みたいな人が
ついついやっちゃう「アレ」。

そう、これ↓です。

{73496ED4-16BA-48BC-B647-B78BCD1354D7}

たぶんあなたも一度は
やったことありますよね??

手の平にのせて、
何秒間できるかとか。

指一本で出来るかとか。

「これと前傾姿勢って
何の関係があるの?」

そう思う人は、

ホウキを手にのせて
前に3m歩いてみてください。

 

歩けましたか?

いま歩こうとしたときに
ホウキの上のほうを前に倒してから
進みませんでしたか?

 

次は手のひらにのせて3mの距離を
なるべく早く進んでください。

出来ましたかね?

 

進むときに
上の方をを前に倒してから
下を追いつかせるように
やりませんでしたか??

走りも同じです。

 

前傾姿勢で前に倒してから、
足を追いつかせるようにすることで、
移動できるんです。

「倒れてから動く」

これさえできれば、
自分のパワーだけでなく
「倒れる力」を使えます。

この力が大きいほど、
足の力を節約することができます。

 

この力をイメージできれば、

いままで頭をさげていただけの
“見せかけの前傾”にさよならできます。

顔が早く上がってしまっていたのは
「見よう見まね」の前傾だったからです。

1歩1歩「倒れる力」を使って
楽に進んで行くことを体感できます。

 

この原理はセグウェイにも
応用されています!

 

セグウェイ

身体を前に倒して進む
セグウェイに乗っている時に、

なぜ身体が斜めになるほど
前傾しているのに倒れないのか
あなたは分かりますか?

実はホウキが倒れないように、
前に倒れる力に合わせて移動する原理と
同じ仕組みなんです。

 

車輪が回転し前に進んでいくことによって
バランスをやや崩しつつも倒れないように
進みつけていくことが出来ます。

 

前傾姿勢は「倒れる力」で進み
地面を蹴る力でバランスを取る技術

 

まずは、前傾して倒れ込んで
そのあとに足を追いつかせたり、

地面を蹴って前に進む力を使うことで
前傾姿勢をキープすることが出来ます。

 

ただ頭を下げて
姿勢を低くすることではありません。

前傾をする理由を知ったあなたは、

あとはイメージをつかむだけで、
スタートが速くなるでしょう。

 

重い身体を筋肉だけでがむしゃらに
力任せに蹴っていくのではなく、

身体の重さを使って加速することで
まったくエネルギーロスのない

スマートな走りができます。

 

前半は力を温存し、
後半の勝負に備えることができます。

スタートから一歩抜け出して
後半も落ちることなく走れるので

「先行逃げ切り」
してしまうことも可能です。

「独走」だって夢ではないです。

 

無駄のない走りに、
「かっこいい~」と
マネしたくなってしまうかもしれません。

 

まさか後半失速したくないですよね?

「前半だけはいい」と
バカにされたくないですよね?

スタートの出遅れは
心の焦りにつながります。

 

「やばい、出遅れた」

そう思った瞬間に、
あなたの身体はガチガチになり、

はやく追いつこうと
顔がすぐ上がってしまいます。

 

そうなりたくなければ、

“前傾姿勢”のイメトレ術を
必ず行うようにしてください。

なんなら今すぐやってください。

棒なら何でもいいです。

 

でも、

なかなか近くに
ホウキなんてないかもしれません。

部活の時にもホウキはないし、
棒なんてバトンくらいしか・・・

 

そんなときでも、
いつでも、今すぐにでも出来るように

身体だけで出来る
イメトレ術も紹介します。

 

前傾姿勢を使って
効率よく走り出すイメージ

 

場所も時間も体力もいりません。

“たった1歩”のスペースがあれば、
誰でもできてしまいますので、

↓の写真を参考に

{EE037DD7-B4E9-466A-9F00-A34C90A117CC}

頭を前に倒していって、
「た、たおれる」ってときに
足を追いつかせるように一歩進んでください。

 

足の力を使わなくても
1歩を楽に進めるのが分かると思います。

「身体が進むって
こういうことだったんだ!」

という感覚を
つかみやすいと思います!

 

前傾姿勢で加速していくときには
この倒れるイメージを連続させて

「倒れ続けながら、
そこに足が追いつかせていく」

というイメージを持ちましょう!

 

1つ注意点としては、

1.倒れる
2.足を追いつかせる

という2テンポになってしまうと
タイミングが遅れて足が流れたような
走りになってしまうこともあるので、

「倒れる」と
「足を追いつかせる」のは

同時にやるイメージで
やってみてくださいね!

 

もし、あなたが
本気で足を速くしたいと思うなら、

1回だけでいいです。
今すぐしましょう。

10秒以内に必ずやってください。

ヨーイ、ドン。

最後まで読んでいただき
ありがとうございました。

 

ぐ~ら

Copyright©陸上.com,2024All Rights Reserved.