足の速さに才能は関係ない。

【陸上部は筋トレするな!】短距離選手にウエイトは必要?

    
陸上部は筋トレするな!短距離選手向け
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【陸上部は筋トレするな!】短距離選手にウエイトは必要?

ウエイト、補強、筋トレは
足を遅くする可能性があります

国の速い選手とか
日本のトップ選手を見ると

ガタイが良かったり
バキバキなカラダをしていて

筋トレ

「筋肉さえあれば
 あんな風に速くなるのかなぁ?」

「自分に足りないのは
 もしかして筋肉なんじゃないか?」

って、思うことってありますよね。

しかも、なぜか
陸上部の選手って

冬季になった瞬間から
筋トレとか、ウエイトとか
身体づくりを頑張り始めますよね?

  • みんながやってるから
  • プロ選手は筋肉がスゴイから
  • メニューにウエイトがあるから
  • 冬だから身体づくりしてみよう

そんな理由だけで
軽い気持ちで筋トレを始めると

もしかしたら数ヶ月後
足が遅くなってしまうかもしれません。

陸上部は「筋トレ」するな。

僕だって根拠や理由もなく
言っているわけではないです。

↓ こんな研究があります。

Meijerほか(2015)の研究では

  • 12人のボディビルダー
  • 6人のパワー系アスリート
  • 14人の一般人

を、集めて

それぞれの筋肉の線維の太さと
発揮できるパワーの関係を調べました。

筋肉繊維の太さを比較したら

一般人とアスリートには
そこまで違いはなくて、

ボディービルダーが
ダントツの太さを誇っていました。

ただ、

太さに対しての
MAXパワーを調べたところ

ボディビルの筋肉は
アスリート、そして一般人よりも
パワーが発揮できませんでした。

つまり簡単にいうと

ボディビルの筋肉は
デカい割に、パワーが出せない。

っていうことになります。

もちろん圧倒的な
筋肉量はあるので、

一般人よりは、重いものを
持てるかもしれませんが、

太いくせに、コスパの悪い筋肉
である可能性が高いんです。

ちなみにボディビルと
アスリートを比較した場合には、

アスリートの方がMAXパワーが
明らかに高かったという結果でした!

「ボディビルの筋肉は、使えない」

とか、ウワサされるのも
これで少し納得できますね!

筋肉は鍛えない方がいい?

こういう話をすると

「じゃあ、筋肉はいらないんですか?」

?質問

って、カン違いをされて
質問される方も多いのですが

僕が言いたいことは
そういうことではないです。

筋肉は速く走るためには必要です。

だ短距離選手のように
スピードやパワーが求められる
アスリートにとっては、

ボディビルがやっているような
とにかく筋肉をデカくするような
「筋トレ」をしてしまうと、

筋肉は成長していくけど
タイムは伸びないよってことです。

ボディビルにはなるな!

えば、、

冬季になったら
「ウエイト」ってしますよね?

このウエイトする時にも
ボディビル式の筋トレなのか

それとも
アスリート式のウエイトなのかで

効果は大きく違ってきますし
やり方も全然違ってきます。

ボディビル式の筋トレ

ボディビルは筋肉が
デカくなることが目的なので、

トレーニングとしては
8〜15回連続で出来る重さで

何セットも行うトレーニングが
とても効果的です。

MAXで出来る重さが
100kgくらいの人が

70kgくらいの重さで
10回×3セットするイメージです!

これは筋肉を太くする場合には
とても効果的なんですが、

基本的に全力ではなく
70〜80%に抑えて回数を優先するので

100%でやった時の
MAXパワーが上がりにくいです。

アスリート式のウエイト

「ウエイトリフティング」って
聞いたことありませんか?

同じようにバーに重りをつけて
挙げられる重量を競うスポーツですが、

同じ重りを上げる動作でも
目的が全く異なります。

ボディビルの目的は
筋肉をデカくすることでしたよね?

反対に、ウエイトリフティングは

「どれだけ重いものを持てるか」
というところが目的になります。

ボディビルの筋肉に刺激を与えて
筋肉の繊維をぶっ壊して、デカくする
効かせる「筋トレ」ではなくて、

  • どうやったらラクに持ち上がるか
  • どうやったらパワーが出せるか
  • どうやったら効率がいいのか

ということを目的に
ウエイトをする競技です。

ボディビルなのか
ウエイトリフティングなのか

考え方や目的が違うだけでも
結果や筋肉の質は別モノになります。

足を速くするには?

アナタが
筋肉を大きくして

「見た目」を良くしたいなら
僕は止めませんが、

そうではなくて
「スピード」や「パワー」が
欲しいということであれば、

筋肉をデカくすることを
目的にしないで欲しいです。

もしかしたら
メニューの中にウエイトがあって

ベンチ、スクワット、
クリーンなどをする時には、

筋トレとしてではなくて
身体の使い方を研究するために
ウエイトしてみてください!

あとは、MAXに近い重さにして
全力パワーを出すことも重要です!

MAXで出来る重さが
100kgくらいの人なら

85〜100kgくらいの重さで
1〜3回×3セットみたいなイメージです!

※ 身体の負担が大きいので
 アップをしっかりすることと
 無理はしすぎないでください!

パワーを高めるトレーニング

アスリートの場合には
筋肉をデカくすることは
目的ではなくて、

発揮できるパワーを
高めていくことが重要なので

別にウエイトみたいに
重い物を持つ必要もないです!

メディシンを投げる

3〜5kgぐらいのメディシンを
前や真上に投げるのもオススメです!

  • どれだけ遠くに投げれるか
  • どれだけ高く投げられるか
  • どれだけ速く投げられるか

みたいに、距離や速さを基準に
自分の成長を感じてみてください!

ウエイトよりも軽い物を持つので
速い動きの中でも、素早くパワーを
発揮できる能力が高まります!

ジャンプ系

ハードルジャンプや
バウンディング、
立ち五段跳びとか

ジャンプ系のトレーニングも
とてもオススメです!

ウエイトの動きって
実際の走りとは全然違う動きなので、

ウエイトが上手になっても
走りが速くならないことも
よく起こってしまいます。

ャンプ系は、
走っている状況と似ていたり

地面に接地している一瞬の間に
うまくパワーを伝える能力が身につくので

パワーをつけたい時に
オススメしたいと思います。

最後に注意点。

筋肉をデカくする「筋トレ」が
上手くいかなさそうなことは、

伝わりましたかね?

い物を持つときだけでなく
自重でのトレーニングや

いわゆる効かせる
補強トレーニングの時にも
注意が必要です。

陸上 腹筋トレーニング

もちろん、速く走るためには
筋肉は必要だし、パワーがあれば有利です。

ただ速い選手のような
見た目をマネしようとして、

効率よく筋肉を増やした結果
筋肉の質が全く違って、
ただの重りのように感じたり、

足を速くするために
トレーニングをしていたつもりが

いつの間にか筋肉を
デカくすることが目的にならないように
注意して過ごしてみてくださいね!

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最後まで読んでいただき
ありがとうございました!

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