緊張しないやつはレースで勝てない 2019 03/31 Updated 2021.09.30 2019 03/31 Published 2019.03.31 / ぐ~ら@陸上コーチ \ この記事を共有 / B! リンクをコピーする 緊張しないやつはレースで勝てない ぐ~ら@陸上コーチ B! リンクをコピーする 大会になるとなぜか 練習よりも遅くなってしまう… 練習では走れていたのに… って悩んでいる選手に向けて 大会でパフォーマンスを発揮するための メンタルコントロール法について ご紹介していきます! あっ、もしも今、 「自分はメンタルが強いから 今回は読まなくても大丈夫です!」 って思っているなら かなり注意が必要です。 今まで何の問題もなく順調に パフォーマンスが出ていた人ほど、 ちょっとしたことで メンタルが落ちていって、 自分はメンタルが強いと 思ってしまっている人ほど、 メンタルが崩壊した時に 自分で調子を取り戻すことができずに 負の悪循環にハマって 抜け出しにくいです。 目次 1. メンタルは誰でも崩れます。1.1. 「心・技・体」って知っていますか?1.2. 本当にメンタルは大事なのか1.2.1. 他人にも影響される1.2.2. 怖い時は体にも影響が1.2.3. 帰宅すると力が抜けませんか?1.3. 心と身体は繋がっている2. 緊張しないとパフォーマンスダウン2.1. 「緊張」って、実は…2.2. 緊張は悪者ではない2.3. 緊張は喜ぶべき3. 緊張が高まらない場合4. 緊張の「捉え方」を変えよう メンタルは誰でも崩れます。 最初に言っておきますが、 メンタルは誰でもやられます。 めちゃめちゃポジティブな人でも こんな時には崩れやすいです。 怪我をした時 タイムが伸び悩んでいる時 大舞台で試合をする時 恋人に振られた時 先生に怒られた時 ↑いつ誰にでも起こりうることで 簡単にメンタルは崩れます。 「心・技・体」って知っていますか? 武道の世界では、 心・技・体って言葉が よく使われますよね! 陸上でいう「心・技・体」 心 = 精神 = 緊張感、考え方 技 = 技術 = 走り方、スタート技術 体 = 技能 = 筋肉、柔軟性、体の使い方 多くの選手は、 「心・技・体」のうち、 技・体だけ重要視しています。 「心」の部分は あまり重要視してないですよね? なんなら、ほとんどの先生が 教えようともしないですよね。 今日これを読んでいる あなたはラッキーです。 陸上パフォーマンスに関わる 「心」について学んで行きましょう! 本当にメンタルは大事なのか ちょーー大事です。 だって、思い出してみてください・・・ 他人にも影響される 普段の練習の時に 友達と走るだけで、 「友達は何m後ろにいるのか」 「前は絶対に譲りたくない」 「うわ…足音が近づいてきた」 って、めちゃめちゃ 気になりませんか? ちょっと気になっただけで ペース配分は多少なりとも崩れます。 ↑これもメンタルの影響ですよね。 怖い時は体にも影響が あとは、「怖い時」って 体が固まりませんか? 3秒後にビンタされると分かったら 体が固まりますよね? 恐怖やビックリすると 少なからず身体がこわばります。 帰宅すると力が抜けませんか? なんか分からないけど 家に帰ると、 落ち着いたり 気が抜けませんか? 家にいるとリラックスしすぎて ダラダラしてしまいませんか? 体の緊張がとけて ぐた〜ってしてしまいますよね。 メンタル的にリラックスできると 身体もリラックスします。 心と身体は繋がっている メンタルの大切さが 大事なのは分かりましたかね? 緊張すると身体から汗が出たり 悲しくなると涙が出たり、 心が身体に影響を与えます。 反対に 疲れているとイライラしたり、 運動するとストレスが発散されたり、 身体も心に影響を与えます。 つまり、 心と身体は繋がっていて、 心が良い状態になっていないと パフォーマンスも良くはならないのです。 緊張しないとパフォーマンスダウン メンタルの状態によって 競技パフォーマンスに 大きな影響を与えますが、 大会のレースで 結果を残せる人と、 練習でしか 結果を出せない人の もっとも大きな違いは、 「緊張」にあります。 「緊張」って、実は… 緊張っていうと、 ドキドキしたり 不安になったり あせったり メンタル的なことで 使うことが多いかもしれませんが、 実は、学術用語でいうと、 筋肉が縮み続けることも 「緊張」と言います。 例) 筋肉が緊張している 意味→筋肉がずっと力んでいる →筋肉がリラックスできていない これを知っておくと、 緊張して身体が硬くなるのは なんか納得ですよね! 緊張は悪者ではない 心理学者のヤーキーズと ドットソンの研究によると、 パフォーマンスを上げるためには 「適度な緊張感」が必要で、 緊張感やストレスは、 少なすぎても高すぎてもパフォーマンスが落ちる。 ということが分かっています。 緊張は喜ぶべき 確かに緊張が高まりすぎても パフォーマンスが落ちてしまいますが、 「緊張してはいけない」 「緊張は悪いことだ」って思うと 余計に緊張感が急上昇してしまいます。 でもそもそも 緊張はするべきものです。 むしろ緊張感がないと タイムは上がりません。 緊張感を楽しんでみてください! あがり症の人は… 人間の脳って面白くて 「〇〇しない」みたいに 否定の言葉を使うと、 頭から離れなくて悪化します。 「緊張しないように」って 思ってしまうとダメなので、 「緊張は喜ぶべきもの」という 考え方ができれば、緊張を抑えて ダメになることを軽減できます。 さらに緊張すると、 アドレナリンっていうのが 分泌されやすくなって、 程よい興奮状態になって 運動パフォーマンスを上げます。 「緊張」が悪者だと思ってなのか 緊張をほぐそうと知る人もいますが、 「よっしゃぁ緊張してきた!」 「タイムが出るぞー!」 ってぐらい 喜んでみてください。 「緊張」を悪者と思うのか 「緊張」を味方と思うのかが、 メンタルコントロールする 秘訣になります! 緊張が高まらない場合 緊張が高まらない時の 対処方法も紹介しておきます! 緊張感を高めるコツ 成功したイメージを想像する。 参考になる走りの動画をみる。 をしてみましょう! 僕が個人的にやってたのは、 他校の応援も 自分への応援だと思い込むとか 決勝レースの時に流れる BGMを流して聞くとか、 気持ちが高まる音楽を 聞くとかですかね! 緊張の「捉え方」を変えよう 今回の記事で、 緊張することは良いことだって なんとなく分かりましたよね?? 緊張って良いことなんですよ。 「勝つ気のない試合」だったら 緊張もクソもないですよね。 勝つことを諦めた瞬間 緊張はほぼ無くなります。 緊張することは 勝ちたい気持ちがある証拠です。 負けたくないと 思えている証拠です。 実際は、良いことなんです。 だから、今シーズン 大会に出て緊張してきたら、 「自分は勝ちたくてウズウズしてるんだ」 「不安ではなく、武者震いだ」 って感じで、 緊張を喜んでみてください! それだけで 身体が適度にリラックスして パフォーマンスがアップします! 最後まで読んでいただき ありがとうございました!