【日本選手権20連覇】室伏広治選手の身体を使う”意外な技術” 2017 11/09 Updated 2018.11.18 2017 11/09 Published 2017.11.09 / ぐ~ら@陸上コーチ \ この記事を共有 / B! リンクをコピーする 【日本選手権20連覇】室伏広治選手の身体を使う"意外な技術" ぐ~ら@陸上コーチ B! リンクをコピーする ハンマー投げとして有名な 室伏広治選手を知っていますか? 「日本人はカラダは小さい」とよく言われますが、 鎧のような筋肉のまとった「デカイ」外国人が とくに集結する投擲競技の 世界大会において他選手を圧倒し、 オリンピック・世界選手権で “世界一”に輝いた選手です。 世界での活躍はもちろんのこと、 「日本最高の大会」の日本選手権において、 20連覇を成し遂げました。 彼の圧倒的な強さには、 今タレントとして活躍中であり 「十種競技 日本選手権 優勝」 「どんなものでも倒せる」と話題の あの「百獣の王 武井壮」さんも “あいつだけは倒せない” と、苦笑いしてしまうほどなのです。 今回は、そんな人間界最強の 室伏選手の強さの秘密を公開していきます↓ 目次 0.1. 伝説① 驚異の走力0.2. 伝説② 人間離れした握力は測定不能?!0.3. 伝説③ 世界記録越えの跳躍力1. やっぱり”才能”が必要なのか?1.1. なぜ赤ちゃんの動きなのか2. 本当の”スゴさ”の秘密 なぜ、室伏選手が そんなにも「強い」と言われるのか? ハンマー投げで 世界一になったからだけではありません。 【人間界最強】と呼ばれるようになったの たくさんの伝説を残してきたからなのです。 どんな伝説を残しているのか、 何個か紹介していきます。 伝説① 驚異の走力 ビーチフラッグスって知ってますか? 砂浜でダッシュして、 棒やハタを取り合うゲームです。 室伏選手はなんと、 当時100m世界記録保持者である ドノバン・ベイリー(9秒84)に ぶっちぎりで勝ってしまいました。笑 伝説② 人間離れした握力は測定不能?! 体育で年に1回身体計測で使う、アレ。 赤と青の握力計をあなたの握ったことが あるのではないでしょうか。 普通の男子なら40kg前後とかじゃないですかね? 室伏選手はというと… おもいっきり限界値を振り切ります。 100kgまで測れる針のタイプでは、 一瞬にして”ギュイン”と1周してしまうそうです。 ちなみに、127kgのハンドグリップを 笑顔で「これいいね!」といいながら、 カチャンカチャンしてしまうそうです。 伝説③ 世界記録越えの跳躍力 体力測定つながりでもう一つ。 「立ち幅跳び」ってありますよね? 普通2m80くらい跳べば、 割といいほうですよね? 立ち幅跳びは昔オリンピックの正式種目で、 当時の世界記録はレイ・ユーリーの3m47㎝ 実際やばい記録です。 室伏選手はというと、 練習の最後に、補強で ピョーン。 その記録、3m60㎝。 レイ・ユーリーが努力を重ね、 オリンピックという舞台でだした、 100年やぶられていなかった記録を、 室伏選手は、 ピョーン。ってくらいのノリで 簡単に超えてしまうのです。 マジで、バケモンです。 正直、ぶっとんでます。 誰もが、室伏選手の 身体能力には驚きを隠せません。 僕も書いててアツくなってしまい、 今回の本題を忘れてしまうところでした(笑) やっぱり”才能”が必要なのか? こんなに次元が違っていると、 「結局は”才能”なのかな」 と思ってしまうかもしれません。 強い選手をみると憧れを抱く反面、 「自分には才能がない」と ネガティブになっていませんか? 羨ましい。僕にも才能があったらと、 「劣等感」を感じてはいませんか? 「もっと効率のいい走りができたら」 そんな願望を抱いていませんか? そんなあなたの悩みを解決するために、 スペシャルなゲストを紹介します!! 室伏選手が参考にマネしている 意外な○○の身体の使い方とは? 人間界を代表する室伏広治選手も 尊敬している方が存在しています。 「とても効率的で、人間本来の動きをしている」 とバケモン級の身体能力を持っている 室伏選手が動きを参考にしていました! それでは、紹介いたします。 ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ 「赤ちゃん」です。 ※ウソじゃないです。 世界一の選手の師匠は赤ちゃんなのです。 なぜ赤ちゃんの動きなのか どうして、 次元が違うほどの身体能力をもったはずの選手が 赤ちゃんを参考にすると思いますか? それは、 赤ちゃんには「筋力がないから」です。 筋力にたよらず、全身をつかった動きや、 骨のつくりを上手に活かした動きをしているのです。 室伏選手は特に赤ちゃんの 「歩き方」「ハイハイ」「寝返り」の動きを “マネ”していました。 赤ちゃんの動きが非常に効率的と いう専門家や、本が出ていることも事実です。 それでは、赤ちゃんがいかにスゴいのか 実験をしてみましょう。 “赤ちゃんに学ぶ 「超効率的」トレーニング?!” まず、両足を肩幅に開いて立ってください。 いいですか? それでは、「1歩大きく前に進んでください」 どうですか? 前足のかかとを出すように 後ろの足で、蹴って進みませんでしたか? 続いては「赤ちゃん式」です。 赤ちゃんは4頭身くらいなので、 身体に対してアタマが重いです。 だから、 その重みを利用しています。 もう一度、肩幅に足を開いて立ってください。 身体をまっすぐにしたまま、 少しづつアタマを前に倒していって、 「あーもぉ無理!倒れるっ!」ってところで 前足を出して1歩進んでみてください。 どうですか?違いが分かりますか? 大人の1歩は、どうしても 足で蹴って、踏み出そうとします。 この時、 後ろの足で蹴っている分 エネルギーを使っていますよね? 逆に赤ちゃん式はどうでしょう。 アタマが倒れていって…1歩。 頭の重みだけで動いていて 後ろの足で蹴っていない分、 エネルギーは、ほとんど使っていませんよね? これが効率のよい動きなのです。 もし今まで赤ちゃん式じゃなかったとしたら、 エネルギーを無駄にしていた可能性があります。 赤ちゃん式で走れたら、 エネルギーをとことん節約でき、 残ったエネルギーを使って、 後半もどんどん加速していくことも可能です! まさにエコな走りです。 本当の”スゴさ”の秘密 赤ちゃんのこの“才能”にも すごいと思ってしまいますが、 赤ちゃんの動きからさえも 貪欲に学ぼうとする室伏さんだからこそ 【人間界最強】になれたのだと思います。 あなたはどうですか? 自分よりも弱い人からも 多くのことを学ぼうとする 成長に対する貪欲さはありますか? 今回のポイント 赤ちゃんのように筋肉がないからこそ 効率的な動きが生まれている。 自分よりも劣っている人でも 参考にする貪欲さが大切。 今回の「赤ちゃん式」を普段歩くときや 走るときに必ず実行してください。 コツとしては、足で蹴るのではなく、 アタマや上半身が前に倒れていって、 それから足がついてくるようなイメージです。 家に帰るときでもいいので、 毎日「赤ちゃん式」を心掛けましょう! 歩いていて、ふと思い出した時には 10歩だけでいいので、チャレンジしてみてください! 必ず身につくはずです。 あなたも室伏選手が惚れた“才能”を 持って生まれてきているのですから。 最後まで読んでいただいて ありがとうございました。 ぐ~ら