失速を抑えて、心地よく走れる接地ライン 2019 02/01 Updated 2019.07.02 2019 02/01 Published 2019.02.01 / ぐ~ら@陸上コーチ \ この記事を共有 / B! リンクをコピーする 失速を抑えて、心地よく走れる接地ライン ぐ~ら@陸上コーチ B! リンクをコピーする 接地した時の失速を 限りなく抑えることで 身体がスムーズに前進し MAXスピード維持したまま 最後まで駆け抜ける NOブレーキ接地ライン これまでの記事を読んで 「反発のもらい方」については あなたも理解したと思うし まずはトレーニングとかを 最低でも3回はやってみて 身につけて欲しいと思います。 これからあなたにお伝えする内容は 反発の感覚をなんとなくでもつかんだ後に 実際に走りに 「どうやって繋げていくか」 という内容になります。 なので、 反発を感じることが 1stステップだとすると これからご紹介することは 2ndステップだと思ってください。 反発の感覚をつかんでいないと これからご紹介する内容は、 もしかしたら意味がなかったり 効果を感じにくい可能性のあるので 必ず1stステップの感覚を まずは1回でも感じれた人から 取り組んでみるようにしてくださいね! 目次 1. 忘れてはいけない意識1.1. 目的を思い出そう!2. スムーズに前へ進んでいくために!2.1. 母指球じゃダメ3. ブレーキの少ない接地ライン3.1. 母指球は最後の最後で4. 次の記事で 忘れてはいけない意識 これまで反発は 「跳ね返ること」という風に お伝えしてきましたが このイメージを伝えると どうしてもポンッポンッと 高く跳んでしまい、 「反発はもらえてるけど 前に進んでいる気がしない」 「浮いたような走りに どうしてもなってしまいます」 って、 悩んでしまう選手が結構います。 でも、そういう時って 結構ありますよね。 目的を思い出そう! ここでいったん 思い出してほしいのは、 走ることって どういうことだっけ? ってことです。 考えなくても分かると思いますが 「前に進むこと」ですよね! こんなに当たり前のことでも 忘れてしまうことがあります。 反発の練習をしていると どうしても「はずむ」とか そういう意識だけに 集中してしまいがちですが 「前に進む」という最終的な目標を 見失わないようにしてください! 「反発をもらう」ということは あくまでも、100mで1番大切にすべき 「前に進む」という目的を 達成するための1つの 解決策でしかないことを忘れないことが タイムを伸ばすためには必要なコツです! これから、反発をもらいつつ 「前に進む」ためにはどうすればいいのか あなたにお伝えしたいと思うので、 本来の「前に進むため」という目的を 意識しながら読み進めてくださいね! スムーズに前へ進んでいくために! 前に走る(移動する)ということは 地面に接地した時に 足の裏に体重が乗って、 それが素早く 前に抜けていくことが とても大事ですよね? ここで変な意識をしてしまうと 余計なブレーキがかかったり 上に浮きすぎてしまったり いろんな問題が起きてしまいます。 せっかくつくった反発が 走りの邪魔をしてしまうことで むしろ遅くなってしまったら 悔しいですよね。 なので、 ちょっとだけ注意点があります! 母指球じゃダメ 「母指球」って知ってますか? 足の親指の付け根を 母指球と言います。 この母指球という場所は 力を発揮しやすいポイントです。 簡単にいうと 地面を強く押すことができます。 だからこそ 「母指球で蹴れ!」って 指導されたこともあると思います。 でも、僕としては 母指球から接地するのは オススメしません。 なぜかというと 母指球というポイントは、 強く蹴ることが出来るのですが 逆を言えば 「大きなブレーキ」にもなる 可能性も高くなるからです。 1番パワーを出せるポイントが 1最初に地面とぶつかったとしたら 大きな衝撃になりますよね? しかも、母指球って 足の前側にあるので、 接地をした時には 身体よりも前側にあることが ほとんどだと思います。 なので、どうしても 強いブレーキ動作になってしまうことが 多くあります。 このブレーキによって 身体が浮き上がってしまったり 反発はもらえるけど 失速してしまう原因になったりします。 母指球でやり続けることで 土踏まずがつぶれやすくなり、 足の負担が大きくなり シンスプリントや足底筋膜炎に なることもあります。 回内足になってしまうと 反発を逃してしまったり 怪我の元になることもあります。 だから、僕としては 母指球からの接地するのは あまりオススメしません。 パワーをだすとか 強く蹴るかというよりも スムーズに「前に進むこと」を 大事にしてもらいたいと思っているので、 今回は 変なブレーキをかけずに 前に体重を送っていくための コツをご紹介します! ブレーキの少ない接地ライン このラインを参考にしてみてください! なんのラインかというと 体重が抜けていくラインです。 この足の裏のラインは 「体重の通り道」だと思ってください! 足の裏のどこから接地しても このライン上を通過してください。 足のどこから接地するかは 人それぞれ違うと思いますが、 最後は「中指と薬指の間」に 体重が通っていくように してみてください! 母指球は最後の最後で このラインと意識すると 「母指球は使わないんですか?」 って 思うかもしれませんが、 このラインを意識して走ると 適度に母指球も使われます! でも、 「接地した瞬間」じゃなくて どちらかというと 身体が足のつま先よりも 前にいった段階で、 足の裏に体重が乗っていない時に 最後の最後で使われる感じですね! あっ、でも最後に母指球で蹴るってのは 無理に意識しなくて大丈夫です。 常に体重を 「中指と薬指の間」に通すように イメージしてみてください! そうすれば勝手に 程よく使われやすくなります! 次の記事で 次でこのプレゼントの 最後になりますが、 反発を前方向に変換して 大きなストライドにするために 1番大切なことをお伝えします。 前方向に変換するためには 姿勢を良くして反発をもらう意識とは 別の意識が必要になります。 その意識がコチラ↓ ******************* ↓次の記事 反発を生かして、前に「グンッ!」と進む走り方ドリル 2019-02-01 ↑クリックして↑ *******************