【足が流れる】を根本的に直すトレーニングのコツ 2019 03/21 Updated 2019.05.21 2019 03/21 Published 2019.03.21 / ぐ~ら@陸上コーチ \ この記事を共有 / B! リンクをコピーする 【足が流れる】を根本的に直すトレーニングのコツ ぐ~ら@陸上コーチ B! リンクをコピーする 「足が流れる」 「膝が高く上がらない」 「ピッチが速くならない」 これらは、解決できます。 でも、残念ながら… 「頑張る」とか 「筋トレ」とか 「努力」とか そんなことを意識してると 走りは悪化していきます。 「上手くいかない原因」と 「正しい改善方法」を知って まずは3日間だけ 練習で試してみてください。 あなたも、 レースの後半に 足が上がりにくくなったり、 足が後ろ巻きになって もつれてしまいそうになったり、 「足が流れてるぞ!」って アドバイスされたことありませんか? 足の回転が悪いだけで… 足が流れるデメリット 膝が上がりにくくなる ピッチが遅くなる 地面を強く蹴れなくなる 反発がもらえなくなる ブレーキがかかって失速する フォーム的にカッコ悪い エネルギーをムダに使ってしまう 負担が足に集中して怪我してしまう 前かがみの姿勢になって転けそうになる 長い距離を走れなくなる 接地時間が長くなる 重心移動が遅くなる ↑これだけのメリットがあります。 もちろん メリットは1つもありません。 これらの走りは 「足が流れている」「足が巻いている」 って表現されています。 足が流れている選手にとっては 「足が上がって来ない」と感じるので、 「もっと頑張って足をあげよう」とか 「パワー不足だから筋トレしよう」とか そういう発想になってしまいがちです。 ミニハードルを使った練習や スキップ系の練習をすることによって、 足が流れない走りの感覚を 身体に覚えこませることで 応急処置としては有効ですが、 本質的な原因を取り除いて あなたの動きを根本的に変化させ、 走りそのものを改善することで タイムを急激に上げる方法があります! 目次 1. 今が絶好のチャンスです!2. まずは「足が流れる原因」から!2.1. 「足が流れる選手」の特徴2.2. 優先する筋肉を間違えている3. やってはいけないパターン3.1. 「太モモの前側」タイプ3.2. 筋肉を使う順序が違うタイプ4. 最優先すべき筋肉5. 次の記事は! 今が絶好のチャンスです! 「足が流れる」ということの デメリットが多いということは、 もしそれを解決できた時には 多くのメリットがあなたの走りを 大きく変化させます! 改善した時のメリット 勝手に膝が上がってくる 自然とピッチが速くなる 地面をパワフルに蹴れる 反発が身体を進めてくれる ブレーキがないから後半も伸びる 速さだけでなくカッコいいフォームに エネルギーを節約し後半勝負も! 怪我の心配のないタフな身体 足が車輪のように回転していく 長い距離ほど自分だけが有利に 接地時間が短くリズミカルに 重心移動が加速を生み出す 今あなたが タイムが伸びなくて 落ち込んでいたとしても、 どんどん速くなる後輩に 抜かされそうになっていても、 自分が立てた目標すらも 達成できないと自信を失っていても、 情けない結果しか出せずに 親に申し訳ないと思っていたとしても、 もしも、あなたが 「足が流れる」という走りを改善し いわゆる「前さばき」の走りを身につければ… これまでの 不安や、悩みや、苦しみ、 辛さ、情けなさ、悔しさを 自己ベスト更新によって 全身からあふれ出てくる 「嬉しさ」や「達成感」で すべて塗り替えることが出来ます! これから、あなたに 「足が流れてしまう原因」と 「根本的に解決する方法」を 全てお伝えしたいと思います。 まずは「足が流れる原因」から! 何かを直したり フォームを改善する時には、 まずは原因を特定できると 簡単に改善しやすいです。 「足が流れる選手」の特徴 足が流れる原因ではなくて こういうタイプ選手が、 足が流れやすいですよっていう 参考程度に聞いてください。 足が流れやすい人の特徴 地面を強く蹴ろうと意識している 足をたたむ(膝を閉じる)意識が強すぎる トップスピードになっても前傾気味 ストライドを出そうと膝下を振り出す ↑に当てはまる場合には、 足が流れやすい傾向にあります。 あなたも心あたり ありませんでしたか? 自分の中では自覚がなく 当てはまらないと思っていても、 もしも今あなたの足が流れいるのであれば 無意識にやってしまっている可能性があります。 あくまでも特徴なので これが「原因」ではありません。 じゃあ、 こういう特徴を持った選手が なぜ足が流れてしまうのか その原因を解説していきます。 その原因というのが… 優先する筋肉を間違えている 足が流れてしまう原因は、 「大腰筋」が使えていないことです! 他の記事でもご紹介している 「大腰筋」が使えることによって 足が流れる走りは 改善することが出来ます。 本来は「大腰筋」を優先的に使って 走れることが大事なのですが、 足が流れてしまう選手は 無意識に「別の筋肉」を使ってしまっています。 走りの中で 「あーしよう」「こうしよう」って 色んなことを意識した時に 足が流れてしまう原因を 作ってしまっていることが多いのです。 やってはいけないパターン これから上手くいかなくなる 2つのパターンをご紹介していきます! 「太モモの前側」タイプ 走っているときに 太ももの前側の筋肉で走ろうとしていると 足が出てきにくくなります。 大腿四頭筋っていうんですけど 走った後に太ももの前側が疲れる場合には、 気をつけてください! 本来、ハムストリングを使って 走れるようになると、 地面を蹴った時に大腰筋が伸ばされて 足が前に出てきやすくなります。 でも、 「太ももの前側」を使っていると 大腰筋が伸ばされにくいことで、 足が前に出てこなくなります。 大腰筋を使う意識を持つと同時に ハムストリングの筋肉で、 地面を蹴れるようにしましょう! 筋肉を使う順序が違うタイプ このタイプは、 足で地面を引っかくように 後ろまで地面を蹴ってしまう選手や 足を閉じることを優先しすぎて 蹴り上げるように蹴ってしまう選手です。 ハムストリングを優先することで 大腰筋が使われるタイミングが遅れます。 走りの動きの特徴としては、 地面を蹴った後に まずハムストリングを使って、 蹴り上げたりとか 膝をたたむような動作をします。 ハムを優先した2テンポはNG! 1. ハムストリングで膝をたたむ 2. 大腰筋で前に持っていく っていう2段階になることで 足が流れてしまいます。 これが上手くいかなくなる原因なんです。 最優先すべき筋肉 足が流れてしまうことを 直したいと思っているのであれば、 まずは「大腰筋」を使って走ることを 最優先にする意識を持ってください。 あっ、もちろん 足をたたむって意識も必要です。 ボルト選手だって膝をたたんでますし 楽に足を前に持ってきやすくなります。 ただ優先順位だけは 間違えないでください。 地面を蹴った後に 大腰筋が使って前に持っていくことを 最優先に意識していきながら、ほぼ同時に 膝をたたみながら足を前に持ってきてください。 足をたたんでから 足を前に持っていくのではなく、 足を前に持っていきつつ 足をたたむことが正解です。 大腰筋を最優先に走ることが出来れば、 「足が流れる」ことは改善できます。 このちょっとした優先順位の違いが 足の回転を変えていきますからね! 次の記事は! 次の記事では、 「腕振り」について解説します!! 疲れてくると腕振りの タイミングがバラバラになったり、 腕振りがぎこちないせいで 力んで走り全体が硬くなったり、 腕振りと足の動きが 連動しないことってありますよね。 次の記事では 腕振りでのポイントや トレーニング方法について ご紹介していきます! 【ストライドがUP!】腕振りで反発をもらう方法! 2019-03-21 ↑次を読む↑